現代型「うつ病」

「ディスチミア親和型うつ病」
(ディスチミア: Dysthymia, 気分変調)

仕事のストレスが原因なので、仕事を休むと元気になる。また、本業以外の部分では張り切って活躍する場合もある。そのため一見「なまけ病」に扱われやすい。会社では「ワガママちゃん」と呼ばれる事が多い。この状態を香山リカ氏が「正業不安」ということばで説明している。(香山リカ『仕事中だけ《うつ病》になる人たち』、講談社)

皇太子妃の雅子様の病状についてもこの病気の可能性が高いとみられているらしい。(斎藤環「医師の病状説明が雅子妃を守る」、文藝春秋2008年8月号)

一般に「挫折を知らないためストレス耐性が弱い」と説明されている。この説明が誤りとは思わないが、「ふつうの人は受忍範囲と思いストレスとならないこと」が、この病気の患者にはそもそもス「トレスを生み出す原因」となるのではないだろうか。
「規範意識が薄い」というのも「規範に拘束されること」自体がストレスとなっている可能性がある。規範自体を多くの人が「ストレス」と感じないのは、「規範が守られない状態」で自分が受けるストレスを適正に想像できて、それを避けるために多少窮屈でも「規範が守られている方がよい」と思うためと考えられる。そのような想像のメカニズムをうまく働かせられない、あるいは想像できても過小評価したり、反対側にある「規範に拘束されること」のマイナスを過大に評価したりして、バランスのとれた判断が出来ないと思われる。

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